伊藤伸のホームページ
私は東京農工大学の研究成果を産業界に橋渡しする「農工大ティー・エル・オー」
という株式会社の社長をしています。
会社設立から14年半が経過しました。国内では新しい分野のビジネスです。
創意工夫を続けてきましたが、現状は、「道半ば」。会社のホームページにも
記載していますが、2014年度に特許等のライセンス事業(技術移転事業)の
大半を東京農工大学先端産学連携研究推進センターに移管しました。
ただ、産学連携や技術移転の重要性は一段と高まっていると考えていますし、
事業を絞り込んではいるものの会社の発展に可能性を感じています。
私が産官学連携の世界に入った経緯や活動等をご紹介していますので、
多くの人にこのビジネスの内容を知っていただけると幸いです。
よろしくお願いします!

農工大ティー・エル・オー株式会社は東京農工大学の教職員や卒業生らが
出資して2001年10月1日に設立しました。
TLO(Technology Licensing Organization)というのは技術移転機関のことで、
アメリカで先行した産学連携の仕組みです。大学では産業界で利用可能な
研究成果が生まれる場合があります。そうした研究成果を特許や著作権と
いった知的財産として企業に移転します。
研究成果が生まれた段階では産業界で、いつ、どのように利用されるか、
見通しを大変に立てにくいのが普通です。研究成果を利用する企業を探し、
技術移転契約の交渉をするのがTLOにとって最重要な役割です。
目次
1.TLOと私
2.筑波大学のMBA
3.伊藤伸の付録
リンク
農工大ティー・エル・オー株式会社